理化学研究所提供資料
理化学研究所(理研)は7月16日までに、生殖細胞の誕生に必須の遺伝子「Prdm14」を発見した。この遺伝子は、胎児期の生殖細胞だけに発現し、欠損すると精子や卵子が全く形成しないという。理研では、「Prdm14の機能不全が不妊症の原因となるケースも考えられ、不妊治療に貢献することが期待される」と話している。
これは、理研の発生・再生科学総合研究センター哺乳類生殖細胞研究チームによる成果。
同チームは2005年、生殖細胞の誕生過程に遺伝子「Blimp1」がかかわっていることを発見している。新たにPrdm14を発見したことで、生殖細胞の誕生過程が、これら2つの遺伝子に支配されていることを、初めて明らかにした。
同チームでは、独自に開発した「単一細胞マイクロアレイ法」=語句説明参照=を用い、哺乳類の代表的なモデル生物であるマウスの発生過程で、生殖細胞の起源となる始原生殖細胞(精子および卵子の源となる細胞)に発現するすべての遺伝子群をとらえることに成功。その中の一つであるPrdm14遺伝子が、胎児期の始原生殖細胞だけで発現し、成体に成長すると、精子や卵子を含め、どの細胞にも発現していないことが明らかになった。
Prdm14遺伝子を欠損した個体の解析を行ったところ、正常な成体にはなるものの、雄、雌共に不妊で、精子や卵子が完全に欠損していることが分かった。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080716-00000001-cbn-soci
