東京都庁舎(新宿区)で今月10日、女子トイレ付設の柵に不具合のあるベビーベッドから、女児(1)が36センチ下の床に転落して救急搬送された事故が発生し、都が事故検証や原因究明を行わないままベッドを撤去していたことが17日、分かった。女児は額の打撲だけで大事には至らなかったが、都は事故を「たいしたことではない」と判断し、公表しなかった。
杉並区に住む女児の母親(32)によると、10日午後4時ごろ、パスポート申請のため都民広場地下の旅券課を訪問。近くの女子トイレのベッドに女児を寝かせ、洗面所でおしゃぶりを洗っていると突然、ベッドの柵が前に倒れ、柵につかまり立ちしていた女児が頭から床に転げ落ちた。
ベッドのマットを囲む開閉式の柵(長さ約1・3メートル、高さ33センチ)の両側の留め具がなく、簡単に倒れる状態だったという。事故後、職員が「留め具がないことが原因」と推測したものの、製造元や検査機関などで突き止めようとはせずベッドを現場から撤去。女児が軽傷だったことで「大事には至っていない」とし公表しなかった。
女児の母親は「留め具のないベッドの放置や、事故に対する都職員の認識にはあきれている。本当に都に対しては不信感しかなく、都庁では助かる命も助からないのではないか」と憤慨。都財務局庁舎管理課は、「業務委託した業者が点検していると思い込んでいたが、きちんと管理されていなかった。申し訳ない」と陳謝した。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081018-00000084-san-soci
