子どもが感染しやすい「細菌性髄膜炎」を予防する「ヒブワクチン」が、12月19日から任意接種できる。世界では120か国で導入されており、日本では対策が遅れていた。ようやく接種が可能になるものの、「ヒブワクチン」は1回7000円-8000円の費用を要するため、「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」では、公費による早期の定期接種化を求めている。
「細菌性髄膜炎」は、脳を浮かべる髄液の中に菌が侵入して炎症を起こす。日常的に存在するヒブ(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)や肺炎球菌などによって発病するが、現在の医学では早期発見が難しいとされている。日本では、「細菌性髄膜炎」のうち、約60%がヒブ、約30%が肺炎球菌を原因とし、年間約1000人の子どもが罹患していると推測されている。抗生物質で迅速な治療をしても、約5%が死亡し、10-20%に後遺症が残るという。
ワクチンの接種で予防できるため、WHO(世界保健機関)が定期予防接種を推奨し、世界120か国で導入されている。米国では、1987年にワクチンが認可されて以降、ヒブ感染症が100分の1に減少しているとの報告がある。しかし、日本では昨年、ワクチンが承認されただけで、「守る会」が予防接種法に基づく定期接種対象疾患に位置付けることなどを求めていた。
「守る会」では、ホームページで「ヒブワクチン接種医療機関登録システム」を立ち上げ、各地域で接種できる医療機関の情報を掲載している。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081217-00000000-cbn-soci
