■軽症患者の集中…医師の疲弊改善へ
子供が急に熱を出し、慌てた経験はありませんか。そんなときの対処方法や、病院に行ったらいいかどうかを見極めるポイントを医師から学ぶ活動が、母親らの間で広がっている。親にとっては「万が一」の不安解消になるとともに、正しく病状を把握しないで救急に駆け込むケースが減ることにより、疲弊する小児医療の状況改善も期待される。(森本昌彦)
子供であふれかえる病院の救急外来を医師が走り回り、看護師が電話対応に追われる光景が、活動のきっかけとなった。「病院という感じではありませんでした」。東京都新宿区の阿真(あま)京子さん(34)は平成16年10月、当時9カ月の長男が急なけいれんを起こし、深夜に駆け込んだ都内の病院で、こう思ったと振り返る。
阿真さんはその後、友人の小児科医からメールをもらった。「24時間寝ないで働くパイロットの飛行機に、わが子を乗せたいでしょうか? 日本の小児医療現場では日常的に起こっていることなのです」。危機感にあふれた内容だった。
「小児救急の医療機関における休日・夜間の小児患者の9割以上は入院の必要がない軽症」。19年の厚生労働白書は、こんなデータを引用し、軽症患者の集中が、医療機関の厳しい勤務環境に拍車をかけていると指摘している。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000064-san-soci
