産科救急:「札幌方式」道央圏に拡大へ 道と市、NICUの情報集約 /北海道
道と札幌市は24日、同市が10月から始めた産科救急の新システムを道央圏全域に拡大する方向で協力していくことを決めた。札幌市は市夜間急病センターに助産師の資格を持つオペレーター2人を配置し、NICU(新生児集中治療室)の空き情報を集約して救急隊と医療機関を仲介する新システムを構築。10、11月の2カ月間で救急搬送の受け入れ拒否が1件もなくなる成果を上げている。
昨年11月に札幌市北区で生まれた未熟児が市内の7病院で受け入れを拒否され死亡した問題では産婦人科医・新生児科医とともにNICUの不足が深刻化している現状が明らかになり、その対策を話し合うため高橋はるみ知事と上田文雄市長が24日、道庁で会談。知事からの協力要請に市長が応じた。
これを受け道と市は同日、「周産期医療における救急体制連絡会議」の初会合を開き、連携体制構築へ向けた協議を開始した。年度内に方向性を出す方針。道保健福祉部は「道央圏は札幌市と共通点が多く、オペレーター配置は効果的な取り組みだ」と期待する。
一方、札幌市では新システムを導入した2カ月間、受け入れ拒否はなかったものの、市内のNICUが満床だったため苫小牧市立病院に搬送する態勢をとった日もあり、道央圏への拡大には札幌市も前向きだ。市医療政策課は「市内でNICUがある病院のリストに道央圏分を付け加える形をイメージしている。人的な負担や救急隊との連携など課題はあるが、道央圏の空いているNICUを有効活用できるよう連携していければ」としている。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081225-00000019-mailo-hok
