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布施明初の童話が映画「手のひらの幸せ」に

公開中の映画「手のひらの幸せ」の原作は、歌手、布施明さん(62)初の童話「この手のひらほどの倖(しあわ)せ」だ。高度成長期、児童養護施設で育った2人兄弟の物語。阪神大震災のチャリティーコンサートで児童養護施設にかかわり、童話に関心を持ち、構想を膨らませていったという。我慢強い兄のモデルは、8年前に亡くなった私の元マネジャー。布施さんは「両手に持ちきれないほどの幸福はいらない。片手ほどでいい」とのメッセージを作品に込めた。(戸津井康之)

母を亡くし、父は東京へ出稼ぎに。ただ独りの肉親である祖父が亡くなり、幼い兄弟は児童養護施設へ預けられる。映画では兄、健一を河合龍之介(26)が、弟の龍二を浅利陽介(22)が演じる。

「おじいちゃんは死んでない」。ある夜、兄は弟を連れて祖父の家に帰ろうと、施設を脱走する。途中、空腹のあまり民家の柿を盗もうとするが、家の主人に叱られる。が、事情を聴いた主人はおむすびと柿を兄弟に与える。片手におむすび、もう片手に柿をにぎりしめた兄弟。弟は前を歩く兄のセーターをつかめない、兄は両手がふさがり涙がふけない…。

「両手に幸せがあると、ほかのことができないんじゃないか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100201-00000042-san-ent


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